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基礎編:性別、年齢によって感じる音の嗜好性   はじめに 入門編 中級編 特別講座編 上級編

 基礎編 「子供たちが好む音」                       語感ジャーナル第22号より
 
 お父さんや、部長が好む音と、高校生のお嬢さんが好きな音は、なんとなく違っているような気がしている
 あなた、鋭いです。「えっ、そんなこと気付かなかった。」というあなたもご安心を。  
 これから、性差、年齢差による音の好みをマスターしていきましょう。  

 音の発音体感自体は、年齢、性別で違うものではありません。けれど、その発音体感が気持ちよく感じる
 か、不快かは、性ホルモンの分泌と関係してきます。では、性ホルモンの分泌が活性化する前の
 11歳以下の子供たちから、基礎編を始めましょう。    

 この年齢の子供たちは、音の好みに大人ほど大きな性差は見られません。もちろん、若干の性差はある
 のですが、それよりも子供期に特有の共通性がありますので、そちらをご紹介します。

 乳幼児の赤ちゃんは、1日、何時間もおっぱいを吸っているので、唇には、かなりの緊張負担が蓄積され
 ています。幼児期になっても口角筋が発達しないまま、しゃべるので、いつも口元が疲れています。  
 ですから、この時期、口元の疲れをほぐしてくれる音に人気があり、次いで、おっぱいや、抱擁を感じさせる
 音を好む傾向があります。  

 B音やP音は、両唇を破裂させ振動させて出す音で、唇の緊張を解きほぐし、更に刺激してくれるので
 気持ちよく感じられます。そして、シュやチュなどの拗音や、W音、Y音は、唇に適度な弛緩を与える音も、
 授乳期や幼児期の緊張しがちな唇を解きほぐす効果があります。  

 ママの音のM音や、密着して撫でてもらったように感じるN音も、大きな安らぎを感じる音なので、
 子供たちの好きな音です。プリン、ポッキーなど、お菓子は、P音が多いですね。  
 バイバイとか、パイパイ、ワンワン、ニャーニャも好きですよね。

 「あ、ピカチュー」とか「まるちゃん(ちびまるこちゃん)」なども、よく子供が口にしてます。一番多く呼ぶ
 のは、「ママ〜」ですけど。  

 ミズをミジュと言ったりする「赤ちゃんことば」は、口角筋が未熟でハッキリした発音ができないからなの
 でしょうが、口角筋が発達してからも「赤ちゃんことば」を使ってしまうのは、気持ちのいい音だと
 感じているからなのですね。


 
 基礎編 「女性が好むキレイ音」                       語感ジャーナル第23号より 
 
 子供から大人まで、女性が好む共通の音は、R/L音のラ行の音です。  
 音の嗜好性は、性別、年齢などによって、違うでのすが、あらゆる世代の女性に愛される「キレイの音」
 があるのです。それがR/L音のラ行の音。  

 R/L音は、舌先を少し尖らせて、舌の両脇を膨らませた状態で出す音。その舌の両端を持ち上げる
 ように反らした形状は、花びらの形にたとえられます。

 その花びら型の舌がめくれるような、花が開くときの動きが、R/L音を発音するときおこります。
 このため、女性たちは、ラ行の音を発音すると舌が花びらになり、自分自身が花になったように感じます。  

 この花びらのイメージのR/L音は、ガラスや薄い金属、秋の虫の音を髣髴とさせ、光の乱反射や、
 透明感を想起させるキレイさがあります。

 LaLa TV、LaLa(コミックの月間誌)、ルルル文庫(ちなみに男の子向けは、ガガガ文庫です。G音に
 ついては、12〜25歳の男性が好む音のところで、ご紹介します。)、レイ(女性誌)など、メディアは、  
 女性に向けたものに、ちゃんとR/L音を使っていますね。  

 「キレイ」も「ラブリー」もR/L音が入っています。R/L音のなかでも、特に「薔薇」は、発音体感と実際の
 花の事象が一致している好例です。先頭の子音Bは、唇の破裂と振動の発音体感で、何かが累々と
 数を重ね増殖する賑やかなイメージがあります。これに、キレイな花びらを想起させるR/L音が加わった
 のが「バラ」。  

 「バラ」の発音体感は、「幾重にも重なった、めくれる花びら」のイメージそのもの。「ローズ」もR/L音
 ですが、「バラ」のほうが魅力的なのは、ぴったりイメージに合う気持ちよさのせいなのですね。


 
 基礎編 「15〜25歳の男性が好む音」                   語感ジャーナル第24号より
 
 この時期の男性は、男性ホルモンのテストステロンが、どんどん分泌されます。このテストステロン
 という物質は、「男の源」といっても過言!?ではないくらい大切なホルモンです。  

 出世欲・支配欲・暴力性などといった、一般に男性的といえる性格の形成に深く関わってます。
 また、性的な能力にも深く関わっていて、精子をつくるのにも、性欲を感じて陰茎を勃起させるのにも
 テストステロンは必要です。  

 まさに男を作るホルモン。フェロモンとも関係も深く女性に対しての性的アピールを向上させたければ、
 テストステロンの分泌は必須。これがしっかり出ていれば、雄としての魅力も上がります。

 通常の男性は40〜50代まで毎朝テストステロンが補充されます。しかし寝ているときに光を感じると
 分泌がゆるくなるので、しっかりと暗闇で寝てください。それと、適度な肉体の疲れも必要。すこし野生
 に帰るような生活もグッドです。(理由はまたの機会に)  

 話はそれましたが、テストステロンによってムクムクと沸き起こる性欲や攻撃欲の処理に困っている
 のが、この年代の男の子です。つまり彼らは射精・放尿や打撃要素のある球技スポーツなど
 「溜まったものを放出する」快感に飢えています。  

 このため、彼らが心地よく感じるのはブレイクスルー系の溜めて出す音です。特にそれに振動が
 プラスされたブレイクスルー系の濁音(B、G、D、Z)は最高の快感です。  

 キングギドラ、ギャオス、ガンダム、など発音してみてください。何かすごく強い相手のように
 感じませんか?G音は発音するとき喉を締め上げられるような感覚があり、それが暴力性を伴った
 快感を感じさせます。  

 ブレイクスルー系の濁音が名前についたキャラクターが、力強く街を壊していく様はこの世代の
 男の子にはたまらないでしょう。
 戦闘や破壊の伴うキャラクターには、うまくこのG音が使われてますね。  

 またB音やD音は、唇や舌を膨張させて息を溜めて一気に放出させ、さらに振動を伴う音です。
 あたかも放尿や射精の快感をそのまま追体験するような、身体感覚を引き起こします。  

 人気キャラでは、ドラえもん、ドラゴンボール、海外ではダンボやドナルドダックなど、G音ほど攻撃的
 ではありません。   

 僕の周りだけかも知れませんが、週刊マンガの人気は、15歳未満のときは「ジャンプ」。
 15歳くらいから「マガジン」に移りました。今考えると、マンガの名前も関係してたのでしょうか。



 
 基礎編 「12歳〜25歳の女性の好む音」                 語感ジャーナル第25号より

 男性にとっては、もっとも謎に満ちた、ティーンの女の子たち。彼女たちはなぜ、制服を着つつも駅の
 ホームをダラダラと歩き、「キモ〜い」「うっざ〜」「マジムカツク〜」などと、はしたないことばを発しながら
 気だるそうにしているのでしょうか。    

 その理由の一つと言えるのが、女性ホルモン・エストロゲンの影響です。エストロゲンとは、女性の
 身体を女性たらしめている分泌物。排卵の時期に多く分泌され、来るべき妊娠に備えて、水分と脂肪分
 を多量に蓄えさせる働きをするのです。  

 だから、エストロゲンが多く分泌されている時は、女性の身体は重く滞り、気分が高揚してイライラ
 しています。成熟した女性だったら、このサイクルが毎月やってくるのですが、12歳〜25歳ころの
 女の子たちには、毎月どころか常に過剰に分泌されているのです。  

 なぜなら、彼女たちは二次性徴期という時期にいるから。特に、中高生の女子たちは、その真っただ中
 にいます。この時期、エストロゲンが大量に分泌され、少女から大人へ、女性の身体が変貌を
 遂げるのです。女性らしい身体に成長させるのに大切な役割を果たすのが、エストロゲンなのです。  

 そんな、大量に分泌されたエストロゲンの影響で、中高の女子たちの身体は常にイライラ、ダラダラ
 しています。こんな状態では気分もいいわけなく、大抵のことにムカついてしまうのです。    

 だから、彼女たちは、このイライラを吹き飛ばしてくれる、爽快で颯爽としたS音が大好き。
 乾いていてクールなK音、透明感のあるR/L音に心地よさを感じるのです。  

 サンリオ、キティ、キキララ、かわいい、好き、すてき、きらい。キモい、キタナイ、知らない、くさい。  
 いかにも、この時期の女子たちが発しそうなことばたちです。    

 世の中のお父さんたちも、かわいい娘に「お父さんなんてキタナイのよ!」と罵られても、おもねるような
 ことは、どうぞなさらず。娘のこの状態は、エストロゲンのせい。思いきりエストロゲンを分泌させて、
 穏やかな大人な女性へと成長させる一役を、しっかりと担ってあげてください。



 
 基礎編 「26〜45歳の男性が好む音」                  語感ジャーナル第26号より

 今回は働き盛りの26〜45歳の男性を探って行きましょう。この年代はそれぞれ、社会の中で自分の
 ポジションを見つけ、同時に責任やストレスも抱えるようになります。人によっては「家庭」という、
 大切なものも手に入れています。これらのことが、音を感じるときに影響するのは、言うまでもありません。  

 以前、書いたように男性ホルモンが、音を感じるときに強く影響するのですが、一般的に男性ホルモンが
 衰退するのは、40〜50歳から始まるとされています。このため26〜45歳の男性は、まだまだ放尿や
 射精への快適欲求に支配されています。

 しかし、すでに述べたように社会的なストレスが最高潮のこの年代にとって、思春期や20代前半の時ほど
 強い刺激は求めていません。

 ブレイクスルー系への欲求はあるものの、ブレイクスルー系濁音(B,G,D,Z)はきつく感じ、
 ブレイクスルー系清音(K,T,P)へ傾倒していき、濁音は小休止の時期になります。

 これに比例するように、癒し系の音に対しても欲求が膨らんできます。上あごを舌で優しく撫でて
 発音するN音は、人肌でやさしく撫でてもらったような発音体感があり、癒し効果は大です。    

 息の暖かさが、肺からそのまま口元に出てくるH音も、暖かさと開放感があり、この年代を癒して
 くれます。ちょっと古いCMですが、缶コーヒーのCMで“とんねるず”の二人が会社の屋上で、コーヒーを  
 飲みながら「“ホッ”とするひと時」とつぶやく、というものがありました。当時僕は子供でしたが、
 この時代の26〜45歳の男性は、自分と“とんねるず”を重ねていたのかもしれません。当然、商品の  
 缶コーヒーにもよい印象を持ったはずです。    

 癒しの音といえば、母性を感じさせるM音。人間が生まれてから、授乳を受けるとき、乳房に吸い付いて
 発音する音、安心と安らぎのある音ですが、この年代にとってM音は受け取り方が大きく二つに分かれ
 ます。

 独身男性や家庭円満な男性にとっては、家庭の安らぎを感じさせる癒しの音。しかし、この年代は
 子育ての真っ最中、夫婦関係も倦怠期に入るころ。そんな彼らにとってはストレスの元凶が家庭そのもの
 だったりもするので、このへんは考えどころこもしれません。  



 
 基礎編 「30〜45歳の女性が好む音(S層)」               語感ジャーナル第27号より

 30歳〜45歳の女性は、女性ホルモンのバランスが安定した層と安定していない層の2つの層に分けて、
 音の嗜好性を見てゆきましょう。安定した層をM層(マジョリティ層の略です。)と呼ぶことにし、安定して
 いない層をS層(セレクティブ層の略です。)と呼ぶことにします。  

 では、まず、S層から。女性ホルモンバランスの安定期は、第一子出産後に訪れますが、女性の生き方の
 選択肢が増えた現在では、結婚しない女性や、結婚しても出産しない女性など、安定期の女性ホルモン
 バランスにならない人が増えています。    

 また、出産をしても仕事の第一線で働く女性は、残業や終業後の付き合い、ストレスなどで、ホルモンの
 分泌バランスが崩れぎみになり、いつまでもホルモン不安定期を終えることが出来ません。  

 ですから、ホルモンが減衰し始める45歳位まで、S層の女性は、若い世代とよく似た嗜好を持ちます。
 好ましく感じる音も、10代、20代と同じく、S音、SH音、K音、T音などです。  

 これらの音に加えて、G音など、男性的な響きのある濁音も好むようになります。ビジネスの社会は、
 合理化や権力を志向する男性脳型社会のため、キャリア志向の女性も、「他よりちょっと上」とか、「私は、
 みんなとは違う」などの感覚を持つためです。  

 グッチ、ブルガリ、プラダといったブランドには、彼女達の気持ちよく感じる音が使われていますね。
 女性誌もオッジ、バイラ、グラツィア、ギンザ、ボアオと、濁音が目立ちます。     

 キティ、シュプールなどのストレス発散の音が好きな一方で、癒し系のN音も高感度が高いです。
 誰かにそっと抱きしめられるようなN音で過度なストレスにさらされた神経を休ませたい、という潜在的な
 欲求の表れなのでしょう。


 
 基礎編 「30〜45歳の女性が好む音(M層)」               語感ジャーナル第28号より

 前回は、30歳を過ぎて女性ホルモンがバランスを持てる頃になっても、イケイケ気分のまま、まるで
 若い女性のように突っ走る「セレクティブ層(S層)」をご紹介しました。今回は、他方の、「マジョリティ層
 (M層)」を見ていきます。  

 女性は、12歳から18歳くらいまでの二次性徴期に女性ホルモン過剰期を迎え、その後の妊娠・出産を
 経て、女性ホルモン安定期に入ります。この、女性ホルモンの分泌が安定している時期の人たちを
 「マジョリティ層(M層)」と呼びます。  

 妊娠・出産を経てからをいうので、年齢は地方と都心部によっては異なりを見せてしまうのですが、
 ここでは30歳くらいからを「マジョリティ層」としましょう。そして、ホルモンの減衰が始まる45歳くらいまで
 が、この層に入ります。  

 M層とは、マジョリティ(多数派)の感覚を持つ人たちのことです。人の生殖適齢にあたるこの人たちは、
 本来、生殖ホルモンの安定した「女らしい人たち」。基本的に、結婚から出産にいたり、子育てに注力して
 います。

 安定したホルモンバランスと子育て中の本能から、ベースとして穏やかな群れ意識を持ち「みんなと
 同じでいたい」と考える層。多数派に属している、ということに安心感を覚え、それを自分自身の
 アイデンティティとしている女性たちです。  

 M層の女性たちは、まるく、柔らかく、満ち足りた感覚に、素直に魅かれていきます。これらの感覚が、
 まさしく自分の体そのものであるからです。

 彼女たちの好む音の代表は、鼻腔内で響かせて出す鼻音系のM音とN音。ママの音Mと、子どもの
 柔らかな皮膚に頬ずりしたかのようなNが心地いいのです。「豆腐屋ジョニー」でおなじみの、「まさひろ」
 や「マブ」は、味だけでなく、語感に愛される秘密があったのですね。  

 さらに、Y音、J音、D音にも心地よさを感じます。Y音は、この音が語の先頭にくると、語全体に柔らかな
 光を当て、ふんわりとしたイメージを高めます。女性の名前でいえば、ゆうこさん、ゆみこさん、
 ようこさん、やよいさん、などが好例ですね。このはんなりとした優しく包容される感じが気持ちいいのです。

 また、J音とD音は濁音ではありますが、満ち足りた高級感のある音になります。ぺ・ヨンジュン、
 ジョニー・デップ、ダイヤモンド、だんなさま、などがM層の女性たちに愛されているのも、なんだか
 うなずける気がしてきます。



 
 基礎編 「45〜60歳の男性が好む音」                   語感ジャーナル第29号より

 45〜60歳、この年代の男性は向上心、競争心などを作り出すパワーの源、男性ホルモンの
 テストステロンが徐々に減退していきます。

 通勤時に感じる肉体の衰えや、負けん気が薄くなっていく精神的な衰えを実感し始めます。身体も髪も
 頼りなく感じ、自分の変化に恐怖を感じ始めます。このため、S音やT音、K音などスピード感がある音は
 急激な変化を感じさせ、不安を掻き立てるように感じ、敬遠されがちになります。  

 娘が年頃になり、彼氏を連れてくる。ただでさえ不安なのに、名前がS音のシュンスケと聞くと、なんとなく
 いけ好かない奴と思ってしまう。そんな経験がある方もおおいと思います。ちなみに、エストロゲンが多く
 分泌されている思春期の女性や、女性ホルモンのバランスが崩れてくる45〜60歳の母親世代には、
 S音の名前は風を感じさせ、受けがよいです。    

 この年代の男性が好む音としては、癒し効果のあるM音、N音、H音。どっしりとしたD音、ふっくらと膨張
 するW音、摩擦を感じさせるJ音などがあります。    

 例えばメルセデス、ジャガー、ダンヒル、ダーバン、Jプレス、ニューヨーカー等はこの年代にウケの良い
 ブランドなのではないでしょうか。



 
 基礎編 「45〜60歳の女性が好む音」                   語感ジャーナル第30号より

 45〜60歳、この年代の女性は、女性ホルモンのバランスが崩れ、思春期の頃と同様に、からだ重たく
 なり、ほてりなどを感じるようになります。いわゆる更年期障害に悩まされる年代です。  

 身体的な「うっとうしさ」が娘の世代と同じですので、音の好みについても似てきます。S音、SH音の
 「風の音」や、T音のように滞った感じを打破してくれるブレークスルー系清音が好ましく感じられるように
 なるのです。  

 ただし、思春期の頃と違って、肌に潤いがなくなってきているので、乾いた感じのするK音は、苦手に
 なってきます。そのかわり、しっとりした感じのあるN音には、好感度が増します。  

 この年代の女性が好む音としては、スッキリした気分にさせてくれるS、SH音の資生堂、シャネル、
 舌を強くはじいて、憂さの晴れる感じがするT音のタッキー、滝川クリステル、筑紫哲也などが挙げられます。  

 さて、こうしてみると、45歳から 60歳の男女は、音の好みが、かなり違うのがわかりますね。  

 ご夫婦がこの年代だと、悪気はなくても、お互いに傷つけ合ってしまうかもしれません。
 男性は、スピード感のある音に対して、不安を感じ不快になってしまうのに、女性の方は、S音を発音する
 と気持ちがいいわけですから。    

 でも、けっして嫌がらせでわざとやってるわけではないので、ホルモンが不安定になっている奥様を
 怒鳴りつけたりしないようにしてくださいね。この時期が過ぎると、お二人とも、ホルモンに左右されない
 おだやかな時を迎えることができますから、そのときまでの辛抱ですよ。



 
 基礎編 「61歳からの男女が好む音」                    語感ジャーナル第31号より

 61歳以上の男性・女性の好む音を見ていきましょう。この年代になると、男性も女性も生殖ホルモン
 に心身のバランスを牛耳られる時期を終え、ゆったりと安寧な意識を持つようになります。  

 このため、生理的な「あいつがムカツク」「彼が好きで好きでたまらない」などの感情の起伏がおさまり、
 穏やかな気持ちで毎日を過ごすようになります。ですから、これまでのように性差による好む音の違い
 がなくなることになるのです。  

 つまり、この年代の方たちの音の嗜好性は、生理的な好き嫌いではなく、「聞こえのよさ」「覚えやすさ」
 といった意味での効果的な音になります。老齢期がある程度進行すると、これくらいの刺激がないと
 なかなか正確に反応することができなくなるためです。  

 具体的な好みの音を見ていきます。まずは、K音、T音、P音といった強い清音。シニアの方に人気の
 雑誌『いきいき』や「健康」などもK音が効いていますね。  

 そして、B音や拗音、Y音、W音、「っ」「ん」「ー」などの効果音も入ります。これらは唇に適度な刺激を
 与える楽しい音。子どもたちにも人気な音です。おじいちゃん・おばあちゃんが好きな音=子どもたちが
 好きな音。  

 それはつまり、孫が「アンパンマンのパン工場セット買って〜」「ふたりはプリキュアのミルクちゃんが
 ほしいの〜」とおねだりすると、その語感にも好感度が高いおじいちゃん・おばあちゃんは、喜んで
 おもちゃを買ってあげてしまうという素晴らしい構図になっている、とも言えます。   

 おもちゃメーカーの方はこのあたりに注目していただくと、興味深い相乗効果を得られそうですね。



 
 ☆語感ジャーナルの最新号はこちらをご覧ください→ http://archive.mag2.com/0000227183/index.html

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